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無償版「LastPass」の内容が3月より変更 ~無制限アクセスは“コンピューター”か“モバイルデバイス”のどちらかのみに

メールサポートも終了。期間限定の優待アップグレードを検討しよう

同社の公式ブログ

 米LogMeInは2月16日(現地時間、以下同)、パスワード管理サービス「LastPass」無償版の内容を変更すると発表した。

 まず、「LastPass Free」で制限なく利用できるデバイスが“コンピューター”か“モバイルデバイス”のどちらかとなる。“コンピューター”にはデスクトップPCやラップトップPCで動作するすべてのWebブラウザーが含まれる。一方、モバイルデバイスにはスマートフォンのほか、スマートウォッチやタブレットなどがカウントされる。

 たとえば、WindowsやMacで「LastPass Free」を使うと、スマートフォンやタブレットなどからは利用できなくなる。逆に、スマートフォンやタブレットで「LastPass Free」を使いたい場合は、PCでの利用を諦めるか、有償プランへ移行する必要がある。

 この変更は3月16日より実施される予定。それまでに「LastPass Premium」へアップグレードしない場合、それ以降に初めてログインしたデバイスがアクティブなデバイスタイプになる。PCでログインすれば“コンピューター”がアクティブなデバイスタイプとみなされ、WindowsやMacでしか「LastPass Free」を利用できなくなる。

現行の3プラン(法人向けを除く)

 さらに、5月17日からはメールサポートが「LastPass Premium」と「LastPass Families」のみとなる。「LastPass Free」のユーザーはこれまで通りサポートセンターのコンテンツを利用することはできるが、メールでの対応は行われない。

 今回の内容変更の補償として、同社は期間限定で「LastPass Premium」へのアップグレードを初年度月額2.25米ドルの割引価格で提供するとのこと。デスクトップとモバイルの両方で引き続き「LastPass」の利用を希望するユーザーやメールでのサポートを希望するユーザーはアップグレードを検討してほしい。