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4月12日の「LINE」ダウンは国内データセンター側の作業ミスによる電源断が原因

15時9分から16時1分の間にメッセージを送信した場合は不達の可能性

LINEによるアナウンス

 無料コミュニケーションツール「LINE」アプリで12日午後、メッセージを送受信できないなどの障害が発生した件について、LINE(株)は4月13日、詳細と対応状況を発表した。

 同社によると、障害の原因は国内データセンターの提供事業会社側の作業ミス。本来、電源を停止せずに電源設備のメンテナンス作業を行うべきところを、誤作業により複数のネットワークやサーバー機器の電源断が発生し、通信ができない状態が続いたという。

 この影響で、15時9分からメッセージの送受信や通話ができないなどの問題が発生。日本国内だけでなく、海外のユーザーにも影響が出た。同社は問題を検知してただちに状況確認や対策を講じ、16時1分にはトーク機能や通話機能をはじめとする障害がおおむね解消。17時21分には、プロフィール更新や既読表示、グループ参加などの障害も復旧した。4月13日12時30分の段階で、障害影響範囲の確認と一部復旧作業はいまだ継続中だ。

 今回の障害により、15時9分から16時1分の間にメッセージを送信した場合は不達の可能性がある。その場合は、再度メッセージを送りなおす必要がある。