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タスクバーのニュース機能がすべての対応環境に解放 ~Windows 10の2021年5月Cパッチ

マウスホバーで開かないようにするオプションも新設

タスクバーのニュース機能[ニュースと関心事項]

 米Microsoftは5月25日(現地時間)、プレビューの累積的更新プログラム「KB5003214」を「Windows 10 バージョン 2004/20H2/21H1」向けに公開した(Cリリース)。「バージョン 1909」および「バージョン 1809」向けは米国時間20日に公開済み。これでサポート中のすべてのバージョンに5月のCパッチがリリースされたことになる。

 今回のパッチは、セキュリティ関係の修正を含まないオプションのパッチ。来週に予定されている月例更新(パッチチューズデー、Bリリース)に先駆けてテストされるもので、必要がなければ無理に適用する必要はない。また、「バージョン 2004」から「バージョン 21H1」はOSのコアが同じため、パッチも共通のものとなっている。

 主な変更点は、「バージョン 1909」以降でタスクバーのニュース機能[ニュースと関心事項](News and interests)が有効になったことだ。この機能は一部環境から段階的に導入されていたが、このパッチを適用すればすべての環境で[ニュースと関心事項]機能が有効になる。

 この機能はタスクバーに現在の天気と気温を表示し、それをクリックしたりマウスをホバーさせるとニュースや株価、スポーツの結果などの新着情報を追加でポップアップする。マウスのホバーでニュースパネルがポップアップするのが煩わしい場合は、新設の[ニュースと関心事項]-[ホバーで開く]オプション(既定で有効)を無効化するとよい。このメニューはタスクバーの何もないところで右クリックするとアクセスできる。

新設の[ニュースと関心事項]-[ホバーで開く]オプション(既定で有効)

 そのほかにも、位置情報や立体音響の問題、マルチモニター環境でタッチデバイスがシリアルマウスとして動作しない問題などが解決されているという。