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用途・目的に応じたレイアウトにすばやくスイッチ ~「EmEditor」v21.0が公開

Windowsプラットフォームで定番のテキストエディターが1年ぶりのメジャー更新

「EmEditor Professional」v21.0.1

 米Emurasoftは8月11日(日本時間)、テキストエディター「EmEditor Professional」の最新版v21.0.0を正式公開した。64bit版を含むWindows 7/8.1/10およびWindows Server 2008 R2以降に対応するシェアウェアで、現在同社のWebサイトや窓の杜ライブラリからダウンロードできる。本バージョンは約1年ぶりのメジャーリリースとなる。

 「EmEditor」にはさまざまなツールバーやプラグインパネルが用意されているが、どれを表示しておきたいかは用途や目的に応じて異なる。そこで今回のアップデートでは、「EmEditor」の表示状態を「レイアウト」として複数保存し、[表示]-[レイアウト]メニューで簡単に切り替える機能が実装された。

「EmEditor」の表示状態を「レイアウト」として複数保存し、[表示]-[レイアウト]メニューで簡単に切り替え

 初期状態では、以下の2つのレイアウトが用意されており、キーボードショートカットも割り当てられている。

  • レイアウト 1:全画面表示([F11]キー)
  • レイアウト 2:集中モード([Alt]+[F1]キー)

 さらに、[カスタマイズ]ダイアログの[レイアウト]セクションでユーザーが好みのレイアウトを作成することも可能。コマンドラインオプション(/layout)で起動時にレイアウトを指定できるほか、14日付けでリリースされた最新版v21.0.1ではユーザーレイアウトにキーボードショートカットを割り当てる機能も導入されている。

[カスタマイズ]ダイアログの[レイアウト]セクションでユーザーが好みのレイアウトを作成
ユーザーレイアウトにキーボードショートカットを割り当てる機能も

 そのほかにも、非常に長い行が存在する場合の選択範囲の変更、スクロール、正規表現を使用する置換処理が大幅に高速化された。

 「EmEditor Professional」は、Windowsプラットフォームで定番のテキストエディター。プラグインで機能を拡張できるのが特徴で、CSVデータを扱うための機能も非常に充実している。有償ソフトだが30日間の試用が可能で、試用期間後は個人利用に限り機能制限のある無償版「EmEditor Free」として使用できる。また、インストーラー版のほかにも、「Microsoft Store」から入手できるストア版が用意されており、年額2,350円で利用可能。最新のストア版は自動でアップデートされる。

ソフトウェア情報

「EmEditor Professional」
【著作権者】
Emurasoft, Inc.
【対応OS】
64bit版を含むWindows 7/8.1/10およびWindows Server 2008 R2以降
【ソフト種別】
シェアウェア 年額5,280円(永久ライセンスは23,760円、30日間の試用期間後は個人利用に限り機能制限のある無償版「EmEditor Free」として使用可能)
【バージョン】
21.0.1(21/08/14)