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「Microsoft Defender for Endpoint」がApple M1搭載Macにネイティブ対応

企業・教育機関ネットワークで脅威の早期検出・解決を実現するクラウドプラットフォーム

「Microsoft Defender for Endpoint」がARMデバイスのWindows 10に対応

 米Microsoftは8月25日(現地時間)、「Microsoft Defender for Endpoint」がApple M1チップ搭載デバイスにネイティブ対応したと発表した。

 「Microsoft Defender for Endpoint」(旧称:Microsoft Defender ATP)は、企業・教育機関向けのクラウド型セキュリティソリューション。Windows 7以降のWindowsデバイスに加え、MacやLinuxといったデスクトップOS、モバイルOS(iOS/Android)、Webブラウザー(Microsoft Edge/Google Chrome)をカバーしており、ネットワークに接続するデバイスを保護したり、脅威の早期に検出してアラートを発して、自動で修復する機能などを備える。

 今回のアップデートでは、「Microsoft Defender for Endpoint on Mac」でIntelデバイスに加え、Apple M1デバイスがネイティブサポートされる。「Rosetta 2」トランスレーションを必要としなくなるため、パフォーマンスアップが見込めるだろう。ただし、すでに「Microsoft Defender for Endpoint on Mac」をM1デバイスへ導入済みの場合、「Rosetta 2」の削除は行われない。必要に応じて、ユーザー側で対処する必要がある。

 M1デバイスのネイティブ対応は、「Microsoft AutoUpdate」のBeta/Previewチャネルに登録されたデバイスから順次提供される。Currentチャネルへの展開は、数週間以内に行われる見込みだ。