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無償でも利用可能 ~マインドマップ作成ソフト「XMind」デスクトップ版がアップデート

時系列データをまとめる「タイムライン」やスライド化する「ピッチモード」が強化

「XMind」

 人気のマインドマップツール「XMind」のデスクトップアプリが、9月22日にアップデートされた。既存機能がブラッシュアップされ、熟成したバージョンとなっている。

 「XMind」はアイデアを生み出し、創造性を刺激するように設計されたマインドマッピング&ブレーンストーミングツール。思いついたキーワードを樹形状に配置しながら、アイデアを視覚的に整理し、新しいアイデアを発掘したり、具現化していくためのツールだ。ツリー図や組織図、魚骨図といったさまざまなテンプレートも用意されており、作図ツールとしても役立つ。

テンプレートからマインドマップを作成
思いついたキーワードを配置・整理しながら新しいアイデアを発掘・具現化していこう

 対応OSはWindows/Mac/Linuxで、Windows版はWindows 7以降で利用可能。価格は個人向けプランで年額5.59米ドルなど。1つのプランで5台のPC・5台のモバイルデバイス(iOS/Android)で利用できる。無償で利用できる評価版も用意されており、印刷時の透かしや購入を促す通知、一部機能の制限(ファイルリンク、ローカルイメージ、LaTeX式の挿入やエクスポートなど)はあるものの、時間の制限なく利用し続けることが可能だ。ただし、営利目的での利用は認められていないので注意。また、利用の際は「XMind」のアカウントが必要だ。

2021年9月バージョンの「XMind」の新機能

 最新となる2021年9月バージョンの「XMind」の目玉は、新しくなったデータ構造「タイムライン」だ。これは時系列のデータをまとめるのに便利で、垂直方向と水平方向の表示に対応してる。以前のタイムラインよりもより多くの情報をエレガントにまとめることが可能だ。

時系列のデータをまとめるのに便利な「タイムライン」

 さらに、マインドマップをスライド表示する「ピッチモード」も強化。スライドショーをウインドウで表示したり、アスペクト比のカスタマイズが行えるようになった。ピッチモードのスライドを「Microsoft PowerPoint」形式(PPTX)やPDFドキュメントとしてエクスポートする機能も追加されているが、PPTX形式でのエクスポートは有償版向けの機能となる。

マインドマップをスライド表示する「ピッチモード」

 そのほかにも、メモ機能が改善。要素のサイズと間隔を狭めて表示するコンパクトマップ機能が導入されている。

ソフトウェア情報

「XMind」評価版
【著作権者】
XMind Ltd.
【対応OS】
Windows 7以降(編集部にてWindows 10で動作確認)
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
11.1.0(21/09/24)