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Microsoft、「Visual Studio 2022」Mac版をプレビュー公開

ネイティブUI化で早く、美しく、使いやすく。安定性も向上

2021年10月4日 12:53

Microsoft、「Visual Studio 2022 for Mac Preview 1」を公開

　米Microsoftは9月30日（現地時間）、「Visual Studio 2022 for Mac Preview 1」を公開した。Mac版「Visual Studio 2022」（v17.0）が一般向けにプレビューリリースされるのは今回が初めて。

　Mac版「Visual Studio 2022」はmacOSネイティブのユーザーインターフェイスで構築されており、デザイン性と操作性が大きく向上している。パフォーマンスや信頼性も改善されているとのことで、同社によるとこれまでに報告されていた品質に関する問題が100以上も修正されたという。ハイコントラストモードや「VoiceOver」といったアクセシビリティ機能と連携できるようになったり、ライト・ダークのテーマ設定がOSと同期するようになったのも、ネイティブUI化によるメリットだ。

ライトテーマ。テーマ設定はOSと同期するように

　また、IDEのメニューと用語もWindows版との共通化が図られた。Windows版の操作に慣れた開発者にとって優しいだけでなく、Windows向けに書かれた「Visual Studio」のドキュメントに従ってmacOSで作業をしたい場合などにも役立つ。Windows版に先行導入されている新しい「Git」ツールも、macOS版で利用できるようになった。

　なお、Mac版「Visual Studio 2022」でサポートされているワークロードが以下の通り。「C# 10」での開発も行える。

  • .NETコンソールおよびASP.NET Coreプロジェクト（Blazor ServerとBlazor WebAssemblyを含む。.NET Core 3.1、.NET 5、.NET 6 RC1に対応）
  • Xamarinを用いたモバイル開発
  • Unityを用いたゲーム開発

　Mac版「Visual Studio 2022」は現在、同社のWebサイトから無償でダウンロード可能。以前のバージョンとも同じシステムに共存させることができるので、気軽に試してみてほしい。