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「Windows 11」に新たなプリンター問題が3件 ~既知の問題は計6件に

旧バージョンにも影響

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 米Microsoftは10月13日(現地時間)、Windows 11に関わる既知の問題を3件追加した。いずれもプリンターの接続に関するものだ。

  • カスタム印刷のプロパティがプリントサーバーのクライアントに正しく提供されないことがある:Windows 7 SP1/Windows Server 2008 SP2以降に影響
  • IPPプロトコルを使用したプリンターのインストールが正常に完了しない場合がある:Windows 10 バージョン 1909以降に影響
  • 一部のネットワーク接続でプリンターのインストールに失敗することがある:Windows 7 SP1/Windows Server 2008 SP2以降に影響

 IPP(Internet Printing Protocol)は、インターネットなどのIPネットワークを通じてプリンタの制御を行うプロトコル。家庭用機器ではあまりみられないが、企業や組織で使われていることがある。ほか2件の問題も一般に家庭用機器には用いられないプリンター接続方式に起因しており、ホームユーザーへの影響は限定的とみられている。

 「Windows 11」では、以上3件ともステータスが「確認済み」のまま、まだ解決されていない。

 しかし、「Windows 10 バージョン 21H1」などのバージョンに関しては、すでに一部問題が解決されているとのこと。カスタム印刷のプロパティ問題は2021年10月のセキュリティ更新プログラムを、ネットワーク接続を介したプリンターのインストール問題は2021年9月のプレビュー更新プログラム以降を適用すればよい。プリンターのIPPインストールの問題はまだ解決されていないが、将来のアップデートで解消される見込みだ。