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プレゼンにも使える「一太郎2022」が発売 ~スライド作成・制御機能を強化

文章の回りくどさや強すぎる表現を調整する進化した校正機能も

「一太郎2022」

 (株)ジャストシステムは12月1日、老舗のワープロソフト「一太郎」シリーズの最新版「一太郎2022」を、2022年2月10日に発売した。希望小売価格は通常版が23,100円、上位版の「一太郎2022 プラチナ」が42,900円。30日間使える体験版も用意されている。

 「一太郎2022」は「ATOK 40周年記念版」と銘打たれており、同梱の日本語入力ツール「ATOK」が「ATOK Passport [プレミアム]」の年間ライセンスに変更されている。また、現在のワーキングスタイルに合わせてテレワークを前提とした機能強化が行われている。

 作成する文書の書式やレイアウトを目的別に選べる「きまるスタイル」に「スライド」カテゴリが追加され、「PowerPoint」のようなスライドが作れるようになった。また、オンラインでの画面共有時に使える大きな矢印型のコントローラーの追加など、「スライドコントローラー」のスライド制御機能も強化されている。

「きまるスタイル」に「スライド」カテゴリが追加
「スライドコントローラー」も強化

 セキュリティ関連では履歴や予測変換を非表示にする「プロテクトモード」を新たに搭載した。[ファイル]メニューの最近開いたファイルの履歴やATOKの推測変換候補など、思わぬ情報漏洩につながる情報を非表示にできる。

 また、カーソル行以外の文字を半透明で表示し、のぞき見を防止する「プライバシーモード」も新たに搭載された。

「プライバシーモード」

 得意とする校正機能もさらに強化。「決定する次第です」、「16日づけをもって」といった回りくどい言い回しを「決定します」、「16日づけで」といった表現に修正できる。

 また、「徹底周知されたい」、「12月1日までに必着のこと」といった強い命令的表現を、「徹底周知してください」、「12月1日までにお送りください」といった柔らかい表現に変えることも可能だ。

回りくどい言い回しの校正

 加えて、印刷物の作成支援機能に新機能が追加された。冊子のノド側(綴じてある側)にノンブル(ページ番号)を目立たないように印刷する「隠しノンブル」機能が追加されたほか、飲食店や宿泊施設の紹介によく使われる三つ折りリーフレットのテンプレートが20点追加された。

「隠しノンブル」
三つ折りリーフレット

 そのほかにも、「三点リーダー」や繰り返しを表す「くの字点」が行をまたいだ際、分離せず1行内に収められるようになった。また、縦組みの注釈番号の自由度が向上した。

 詳細は発表時の記事で確認してほしい。