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Macのようにシェイクしてマウスカーソルを発見できるようになった「PowerToys 0.56」

[Ctrl]キーの2回押しと好きな方を選べる

「PowerToys」v0.56.1が利用可能に

 米Microsoftは3月1日(日本時間)、「Microsoft PowerToys」の最新安定版v0.56.1を公開した。今回のアップデートでは、マウス ユーティリティ(Mouse utilities)のマウスの検索(Find My Mouse)機能を強化。Macのようにマウスカーソルを上下左右へ振ることで、その位置を簡単に見つけられるようになった。

Macのように上下左右へ振ることでマウスカーソルの位置を簡単に見つけられるように

 ただし、Macの場合はカーソルが大きくなるが、「PowerToys」の場合はマウスカーソル付近がハイライトされた状態となる。つまり、従来のように[Ctrl]キーを2回押してカーソルハイライトするか、マウスをシェイクしてカーソルハイライトするかを選べるようになった格好だ。

[Ctrl]キーを2回押してカーソルハイライトするか、マウスをシェイクしてカーソルハイライトするかを選べる

 その他の変更点としては、アップグレードノートが表示されるようになったことや、「FancyZones」のゾーンが最大40個から128個に拡充された点、「PowerToys Run」にタイムゾーン変換プラグインが追加されたことなどが挙げられる。「FancyZones」では子ウィンドウやポップアップウィンドウのレイアウトもサポートされている。

アップグレード後にリリースノートが表示される

 また、本バージョンでは最後の「.NET Framework」依存が取り除かれたとのこと。「.NET 6」へのアップグレードも完了し、ARM64のネイティブサポートの準備が整えられた。

 「PowerToys」は、パワーユーザー向けに提供されているMicrosoft公式のシステムユーティリティ群。Windows 95/XP時代盛んに行われていた取り組みをWindows 10/11で、しかもオープンソースで復活させたものだ。ウィンドウを決まった位置にすばやく配置できる「FancyZone」、ファイル名を一括変更できるシェル拡張「PowerRename」、[Windows]キーの長押しでショートカットのGUIヘルプを参照できる「Shortcut Guide」など、「OSにも標準で備わっていればいいのに」と感じられる便利な機能が多く収録されている。

 対応OSは「Windows 10 バージョン 1903」以降で、現在「GitHub」のプロジェクトページから無償でダウンロード可能。Windows 10/11であれば「Microsoft Store」からも入手できる。すでに利用中の場合は、アプリ内蔵のアップデーターで更新可能だ。

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ソフトウェア情報

「PowerToys」
【著作権者】
Microsoft Corporation
【対応OS】
Windows 10 バージョン 1903以降
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
0.56.1(22/03/01)