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人気のシステムモニター「thilmera 7」がARM64にネイティブ対応

CPU情報を「AMD Ryzen Master」ドライバーから取得するモードなども搭載

「thilmera 7」0b172 Rev.5

 コンパクトで多機能なシステムモニター「thilmera 7」が3月19日、0b172へとアップデートされた。ARM64でネイティブ動作するバイナリが追加されるなど、多くの改善が施されている。

ARM64でネイティブ動作するバイナリが追加

 まず、0b171で導入されたハードウェアアクセラレーションによる描画(既定で無効)を強化。ドットフォントを表示するロジックを一新し、負荷が大幅に軽減された。ドットフォントのアルファブレンド(透過表示)にも対応している。

 加えて、GPU関連でも「DXGI-P」のデータ収集処理が再構築された。全体の稼働率で瞬間的に異常に高い値が発生する問題が解決されているという。

 そのほかにも、CPUのハードウェア情報を「AMD Ryzen Master」ドライバーから取得するモードを搭載。ライブストリーム音声可視化ツール「ステージ1」には、新しい表示スタイル「サークル1B」が追加された。テーマをシステムに合わせる機能の導入、ダークテーマの色調整、ログ機能やトリガーアクションの拡充、「OpenSSL」の更新(1.1.1n)なども行われている。

ライブストリーム音声可視化ツール「ステージ1」には、新しい表示スタイル「サークル1B」が追加
システムに合わせてライト・ダークテーマを変更

 「thilmera 7」は、CPU/GPUやメモリ、ストレージ、バッテリーの使用量はもちろん、CPU/GPUなどの温度やワット数といったハードウェア情報、再生中音声の情報など多様なシステム情報を、コンパクトに表示できるシステムモニターツール。各情報の表示・非表示を切り替えられるほか、ウィンドウの色やフォント、表示順などを自由にカスタマイズできるうえ、ストレージが過熱した場合に自動でOFFにしたり、スクリーンショットの撮影ができるなど多機能なのも特徴だ。

 対応OSは、64bit版を含むWindows XP/Vista/7/8/8.1/10/11およびServer 2008/2012/2016。寄付歓迎のフリーソフトで、現在公式サイトや窓の杜ライブラリからダウンロードできる。執筆時の最新版は、23日付けでリリースされたv0b172 Rev.5で、いくつかの不具合修正が行われている。

ソフトウェア情報

「thilmera 7」
【著作権者】
弦生ささと 氏
【対応OS】
64bit版を含むWindows XP/Vista/7/8/8.1/10/11およびServer 2008/2012/2016
【ソフト種別】
フリーソフト(寄付歓迎)
【バージョン】
0b172 Rev.5(22/03/23)