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個人用セットアップの場合は「Windows 11 Pro」でもインターネット接続と「Microsoft アカウント」が必須に

Build 22616がDev/Betaチャネルでリリース。チャネルの切り替え希望者は設定の見直しを

「Windows 11」Build 22616がDev/Betaチャネルに

 米Microsoftは5月5日(現地時間)、「Windows 11 Insider Preview」Build 22616を「Windows Insider Program」のDev/Betaチャネルに参加しているテスターに対して公開した。すでに導入済みの場合は「設定」アプリの[Windows Update]セクションからアップグレードできる。

 本ビルドでは、Build 22581で導入されたシステムトレイの変更がいったん白紙となった。[非表示のアイコン メニュー]フライアウトは製品版Windows 11の仕様に戻され、アイコンの並び替えも行えるようになっている。同社はフィードバックにいくつか対処し、エクスペリエンスをさらに洗練させてから、この機能を再び復活させたい考えだ。

試験導入されていた[非表示のアイコン メニュー]フライアウトとその設定

 また、以前より案内されていた「Windows 11 Pro」の初期セットアップ(OOBE)の要件変更が本ビルドより実施されるようだ。個人用としてセットアップする際は、インターネット接続と「Microsoft アカウント」が必須となる。

 仕事・学校用のデバイスセットアップを選択した場合は、要件に変更はない。これまでと同様、インターネット接続や「Microsoft アカウント」がなくてもセットアップが可能だ。

 なお、DevチャネルからBetaチャネルへの切り替えは、間もなく終了するとのこと。近いうちにDevチャネルのビルド番号がBetaチャネルに先行するようになり、チャネル間の行き来はできなくなる。

 Microsoftが長期的な観点で行っているWindowsの改善に興味がある場合は、そのままDevチャネルを購読すればよい。ただし、ここで導入される機能はあくまでも実験的なもので、製品版に搭載されないこともある。動作の安定性も低くなる見込み。

 Windowsの新機能に触れてみたいが、次期製品版に搭載されないものには興味ない場合は、Betaチャネルへの切り替えをお勧めする。安定性もDevチャネルより期待できる。

Dev→Betaチャネルへの異動を希望する場合は、設定の見直しを