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「タスク マネージャー」の色変更に対応したWindows 11 Dev/Beta版Build 22610

Homeエディションでの「SMB 1.0」既定インストールも終了

「Windows 11」Build 22610がDev/Betaチャネルに

 米Microsoftは4月29日(現地時間)、「Windows 11 Insider Preview」Build 22610を「Windows Insider Program」のDev/Betaチャネルに参加しているテスターに対して公開した。すでに導入済みの場合は「設定」アプリの[Windows Update]セクションからアップグレードできる。

 2週間ぶりのリリースとなる本ビルドでは、IT管理者向けに新しいグループポリシーが追加されたほか、「Family Safety」ウィジェットのアップデートなどが行われた。そのほかは細部の改善にとどまっている。

 なお、SDKはリリースされていないので注意したい。また、Homeエディションでも既定で「SMB 1.0」がインストールされなくなっているとのこと。

エクスプローラー

 右クリック(コンテキスト)メニューで、ファイルのリネームとプロパティのアイコンがアップデートされた。コマンドを見つけやすくなったほか、またOS全体での統一感も向上している。

ファイルのリネームとプロパティのアイコンをアップデート

「設定」アプリ

 [Bluetooth とデバイス]-[スマホ同期]セクションが[スマートフォン連携]に改められた。「スマホ同期」がリニューアルし、「スマホ連携リンク」(Phone Link、電話リンク)になったことをうけての変更だ。

[Bluetooth とデバイス]-[スマホ同期]セクションが[スマートフォン連携]に

ウィジェット

 Build 22563で発表された動的ブレンドフィード(dynamic blended feed)の提供範囲が拡大された。

動的ブレンドフィード(dynamic blended feed)

タスクバー

 一方で、同じくBuild 22563から順次展開されていた2種類のタスクバーモードは一旦無効化された。機能を見直してさらに洗練させたあと、改めてテスト導入される予定。

タスク マネージャー

 「タスク マネージャー」でパーソナライズ機能が有効になり、OSのアクセントカラーが反映されるようになる。

「タスク マネージャー」でパーソナライズ機能が有効に

そのほかの変更

  • ロック画面のバッテリーアイコンのデザインを更新し、タスクバーのものと共有に
  • タスクトレイのバッテリーアイコンに推定バッテリー駆動時間のツールチップを追加(対応環境のみ)
  • デスクトップ右下のビルドウォーターマークは非表示に。ただし、これは製品の完成を意味するものではなく、将来ビルドで復活する予定
ロック画面のバッテリーアイコンのデザインを更新

 なお、現在のところDevチャネルとBetaチャネルのビルド番号は一致しているが、近いうちにDevチャネルが先行するようになる見込み。そうなるとDev/Betaチャネルの切り替えは不能となるため注意したい。Microsoftが長期的な観点で行っている実験に興味がある場合はDevチャネル、次期バージョンのWindows 11に搭載される新機能にのみ興味がある場合はBetaチャネルの利用をお勧めする。