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Microsoft、新しいAndroid向け「OneNote」アプリをロールアウト

刷新されたホーム画面でさらに使いやすく

Microsoft、新しいAndroid向け「OneNote」アプリをリリース

 米Microsoftは7月11日(現地時間)、新しいAndroid向け「OneNote」アプリをリリースした。今年5月に予告されていたものだ。

 新しい「OneNote」アプリはホーム画面のデザインが大きく変更され、一覧性が大きく向上。画面にはアプリに接続されているすべての「Microsoft アカウント」のノートブックページと「Microsoft Sticky Notes」の付箋が単一のビューにまとめて表示される。「Galaxy Notes」アプリを利用している場合は、そのノートも統合することが可能。

 表示方法はグリッドビューとリストビュー、好みのスタイルが選べる。既定では更新日順で(最近利用されたノートが上に)表示されるが、これは作成日順、アルファベット順へ切り替えたり、ノートの種類やアカウントでフィルタリングできるようになっており、必要なノートへすばやくアクセスできる。

 また、さまざまなジェスチャーがサポートされたのも大きな改善点といえるだろう。たとえばノートを下へスワイプすれば同期が可能。ノートカードを長押しすれば削除、移動、コピー、共有、モバイルデバイスのホーム画面への追加といったクイックアクションを実行できる。

 さらに画面最下部には新しいクイックキャプチャバーを搭載。ワンクリックでメモを始められる。新しいAndroid版「OneNote」アプリでは、通常のメモのほかにも以下の方法が利用可能だ。

  • Microsoft Lens:アップデートされた「Microsoft Lens」統合により、ドキュメントのスキャンやテキストの抽出が可能
  • ディクテーション(音声入力):公式で9カ国語、プレビューとして日本語を含む18カ国語をサポート

 そのほかにもシングルサインオン(SSO)によるサインインをサポートするなど、さまざまな改善が行われているようだ。

 これらの機能は現在、Build 16.0.15128.20270以降で段階的に展開されている。まもなくすべてのユーザーにいきわたるはずだ。ただし、タブレットやデュアルスクリーン端末ではサポートされないので注意したい。