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Windows版「OneNote」アプリがMicrosoft Storeに登場 ~2つのアプリがようやく統一へ

Windows 10版は2025年10月にサポート終了

Windows版(Win32)「OneNote」アプリが「Microsoft Store」で利用可能に

 米Microsoftは10月26日(現地時間)、Windows版「OneNote」アプリを「Microsoft Store」で公開したと発表した。「OneNote」アプリにはWindows版(Win32版)とWindows 10版(UWP)の2つがあり、従来はWindows 10版がストアで提供されていたが、今後はWindows版に統一される。昨年8月の発表で予告されていたが、1年以上をかけてようやく実現にこぎつけた格好だ。

 統一された「OneNote」アプリは、Windows 11に同梱されているものと同一だ。また、サブスクリプションを購入して「Microsoft 365」をインストールした場合も、自動でセットアップされる。もちろん、「onenote.com/download」での単体提供も無償で継続される。

Windows版(Win32)「OneNote」アプリ。今後はこれに統一される

 一方で、Windows 10版「OneNote」アプリはいずれ「Microsoft Store」から入手できなくなる。利用を継続することは可能だが、新しい機能更新プログラムは提供されず、2025年10月にサポートは終了する。

Windows 10版(UWP)「OneNote」アプリ。タイトルバーに「Windows 10 の」と書かれていることで区別が可能。サポートは2025年10月まで

 なお、Windows 10版(UWP)がWindows版(Win32)へ自動で置き換わることはない。手元でWindows版が動作し、ノートブックが正常に開けるならば、Windows 10版はアンインストールして問題がないという。「Microsoft Store」では現在、2種類の「OneNote」アプリが掲載されているが、検索してヒットするのはWindows版のみで、間違えることはないだろう。Windows 10版がサポート終了に近づいたときは、移行を促すリマインダーも表示されるとのこと。

 そのほかにも、「Windows 11 2022 Update」(バージョン 22H2)では「OneNote」アプリですばやくメモが取れるよう、ペンのボタンからクイックノートを起動できるようになった。ダブルクリックでフル機能の「OneNote」アプリを立ち上げることもできるという。

ペンで簡単にクイックノートを起動