「DeepL」が「Microsoft Store」に登場 ～自然な訳文が得られると人気の無料AI翻訳アプリ

Windows版「DeepL」アプリが「Microsoft Store」に登場

　独DeepLは3月27日（現地時間）、Windows版「DeepL」アプリを「Microsoft Store」で公開したと発表した。「ストア」アプリで検索してインストールできるほか、「winget」を利用してコマンドラインからインストールすることもできる。

「winget install deepl -s msstore」で「DeepL」アプリのインストールも可能

　「DeepL」は、自然な訳文が得られると人気のAI翻訳サービス。細かなニュアンスを捉え、質の高い訳文を作り出せる。30以上の言語を互いに翻訳可能で、基本的な利用は無料。有償の「DeepL Pro」を契約すれば無償版での制限緩和に加え、エンドツーエンド暗号化（E2EE）や翻訳テキストの即時削除といったプライバシー機能が利用できる。姉妹サービスとして最近、校正に特化した「DeepL Write」がベータ版としてリリースされた。

　デスクトップ向け「DeepL」アプリはWindows/Macで利用可能。［Ctrl］＋［C］＋［C］キー（［Ctrl］キーを押しながら［C］キーを連打）で選択テキストを翻訳したり、オフィス文書やPDFファイルを丸ごと翻訳したりすることができる。選択した単語の意味を調べる辞書ツール、「DeepL」の知らない術語を登録して専門的な文書の翻訳精度を向上させる用語集ツール、以前に翻訳したテキストを保存・再利用できる履歴機能（Proのみ）、デスクトップ上で選択したエリアのテキストをOCR処理して翻訳する機能なども備える。

［Ctrl］＋［C］＋［C］キーで選択テキストを翻訳

キーコンビネーションはカスタマイズも可能

　さらに、Windows版ならばバックグラウンドで翻訳することも可能。テキストを選択して［Windows］＋［Ctrl］＋［C］キーを押すと、「DeepL」アプリを起動することなく当該テキストが翻訳、クリップボードへ格納される。作業を妨げることなく、「DeepL」翻訳の力を借りることができるのが魅力だ。キーコンビネーションが気に入らなかったり、他のアプリとバッティングする場合は、設定画面でカスタマイズすることもできる。