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人気のAI翻訳「DeepL」が「です・ます」と「である・だ」の切り替えに対応

有償の「DeepL Pro」プランで

AI翻訳サービス「DeepL」が敬体(です・ます)と常体(である・だ)の切り替えに対応

 翻訳サービス「DeepL」日本語版で、敬体と常体の切り替えがサポートされた。有償の「DeepL Pro」プランで利用可能となっており、編集部にてWeb版とWindows版で動作を確認している。

 「DeepL」は、自然な訳文が得られると人気のAI翻訳サービス。細かなニュアンスを捉え、質の高い訳文を作り出せる。30以上の言語を互いに翻訳可能で、基本的な利用は無料。有償の「DeepL Pro」を契約すれば無償版の制限を緩和できるほか、エンドツーエンド暗号化(E2EE)や翻訳テキストの即時削除といったプライバシー機能にアクセスできる。

 「DeepL」を利用した翻訳は、Webサイト(www.deepl.com)で行える。また、デスクトップアプリ(Windows/Mac)やモバイルアプリ(iPhone/iPad/Android、ChromeOS)、Webブラウザー向け拡張機能(Google Chrome、Microsoft Edge)も用意されている。

 「DeepL」の日本語翻訳はこれまで敬体(です・ます調)が基本だったが、オプションで訳文の語調を「常体」に切り替えると、だ・である調で翻訳できるようになった。フォーマルな文章を訳す場合は、敬体よりも常体のほうがふさわしく、「DeepL」の訳文をドキュメントに合わせて語尾修正しているユーザーも少なくないだろう。そんなユーザーにとっては歓迎すべき改善といえる。

Windows版アプリで常体・敬体を切り替えて翻訳した様子

 「DeepL Pro」には3つのプランがあり、最安の「Starter」は年払い月額換算で1,000円から利用できる。30日間の体験も可能だ。