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「DeepL」公式の「Microsoft Edge」向け拡張機能が登場 ~品質の高さで知られるAI翻訳サービス

部分テキストの翻訳ならば無料、Webページの翻訳も近日中に無料化予定

「DeepL翻訳:読みながら、書きながら使える翻訳ツール」v0.30.0

 「DeepL」公式の「Microsoft Edge」向け拡張機能が、「Microsoft Edge Addons」で公開された。従来も「Google Chrome」用を「Edge」にインストールして利用することはできたが、専用の拡張機能が専用のアドオンストアで手軽に入手できるのは歓迎すべきことだろう。互換性に関しても「Chrome」版より期待できる。

 「DeepL」は、品質の高さで知られるAI翻訳サービス。「Edge」には「Bing」が提供する翻訳機能がすでに内蔵されているが、その品質では満足できない場合は試してみるとよい。Webフォームへの書き込みも翻訳できるので、海外の記事を読むときだけでなく、海外のフォーラムに投稿するときにも役立つ。

 「Chrome」版と同様、「Edge」向け「DeepL」拡張機能も選択テキストの翻訳に関しては無料だ。テキストを選択すると小さな「DeepL」アイコンが現れるので、それをクリックすると翻訳パネルが現れる。翻訳する言語を変更したり、原文や訳文を音声で読み上げたり、訳文をクリップボードへコピーすることもできる。

テキストを選択すると小さな「DeepL」アイコンが現れる
アイコンをクリックすると翻訳パネルが現れる。翻訳する言語を変更したり、原文や訳文を音声で読み上げたり、訳文をクリップボードへコピーすることも

 ただし、Webページ全体を翻訳する機能は有償サブスクリプション「DeepL Pro」専用となる。いずれ無料ライセンスにも解放される予定だが、無料ライセンスにはエンドツーエンド暗号化(E2EE)と、クラウドに送られた翻訳テキストの即時削除がサポートされないため、業務での利用に適していない。「DeepL Pro」は30日間無償で試用できるので、これを機会に試してみてもよいだろう。

拡張機能のパネル。Webページ全体を翻訳する機能は有償サブスクリプション「DeepL Pro」専用

ソフトウェア情報

「DeepL翻訳:読みながら、書きながら使える翻訳ツール」
【著作権者】
DeepL SE
【対応OS】
(編集部にてWindows 11で動作確認)
【ソフト種別】
フリーソフト(一部機能は有償ライセンスの購入が必要)
【バージョン】
0.30.0(22/11/17)