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デスクトップ版「Power Automate」がCitrix/Microsoft仮想マシンへのRDP接続に対応

UIの改善やデータテーブル向けのアクションが拡充も行われた2022年7月更新

デスクトップ版「Power Automate」の7月更新

 米Microsoftは7月27日(現地時間)、デスクトップ版「Power Automate」(Power Automate for desktop)の2022年7月アップデート(v2.22)を発表した。本バージョンでは、「リモートデスクトップ 接続」(RDP)を利用した仮想マシンのデスクトップアプリ自動化などがサポートされている。

 この機能は仮想マシンのデスクトップ向けに構築された軽量エージェントで実現されており、CitrixまたはMicrosoftの仮想マシンがサポートされる。特定の機能を仮想マシンへ切り離して運用している場合、それらを従来のフローに組み込むことが可能だ。

 なお、この機能は今のところプレビューという扱いになっているので注意。

Citrix/Microsoft仮想デスクトップをオートメーションに組み込む

 そのほかにも、フローの右クリックメニューからデスクトップフローの詳細を閲覧できるようになった。詳細画面ではフローの所有者、作成日、最終更新日、IDなどを確認可能で、フローの動作や目的をわかりやすくメモしておける「説明」セクションも用意されている。

フローの右クリックメニューからデスクトップフローの詳細を閲覧

 また、データテーブル向けのアクションが拡充され、独立したグループで提供されるようになった。今回新たに追加されたアクションは以下の通りだ。

  • 新しいデータ テーブルを作成する
  • 行をデータテーブルに挿入する
  • データ テーブル内の検索または置換
  • データ テーブル項目の更新
  • データ テーブルから行を削除する
データテーブル向けのアクションが拡充され、独立したグループで提供されるように

 デスクトップ向け「Power Automate」(旧称:Power Automate Desktop)は、人間がマウスやキーボードで行っていた定型操作を自動化するRPAツール。現在同社のWebサイトから無償でダウンロード可能で、Windows 10ユーザーならば追加費用なしで利用できる。Windows 11には標準で含まれている。