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「Zoom」にフリーアドレスの座席へQRコードで予約・チェックインできる機能が追加

「Zoom」の新機能「ワークスペース予約」が一般提供に

 米Zoom Video Communicationsは7月28日(現地時間)、オンラインビデオ会議サービス「Zoom」のWebポータルを更新した。本アップデートの目玉は、出社勤務とリモートワークを組み合わせた「ハイブリッドワーク」で働く人を支援する新機能「ワークスペース予約(Workspace Reservation)」が一般提供になったことだ。

 多くの企業でハイブリッドワークに代表される自由な働き方が採用される中、オフィス内で個人専用の固定席を設けずに自由に働く席を選択できる「フリーアドレス」というワークスタイルが普及している。

 今回、一般提供された「ワークスペース予約」機能は、出社時の座席・ワークスペースの予約や、出社を予定している各スタッフのステータス確認などができるもの。管理ポータルに新たなセクションが追加され、各座席・会議室の予約設定やフロアマップを簡単に管理できるようになり、ハイブリッドワーカーの働き方を柔軟にサポートする。

 管理者が「Zoom」にアップロードした、座席の位置などが記載されたフロアマップをもとに、利用可能な座席やワークスペース、予約した座席までの経路などをライブビュー表示可能。予約後は該当する座席でQRコードをスキャンすれば、予約済みのスペースへ簡単にチェックインできる。

Zoom Workspace Reservation

 本機能を利用するには、1つ以上の「Zoom Rooms」ライセンスに加入したZoom アカウントが必要。30日間の無料トライアルも用意されている。

Webポータルに[Workspaces Management]の項目が追加
QRコードをスキャンしてチェックイン

 デスクトップ版「Zoom」クライアントアプリはWindows/Mac/Linuxに対応しており、現在同社のダウンロードセンターから無償でダウンロード可能。モバイル版(Android/iOS)もそれぞれのアプリストアから入手できる。

Microsoft Storeで「Zoom Rooms」を入手する