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aptコマンドで簡単インストール ～「.NET 6」が「Ubuntu 22.04」で利用可能に

極小サイズのDockerイメージも提供

2022年8月17日 15:40

公式ブログ「.NET Blog」でのアナウンス

　米Microsoftは8月16日（現地時間）、「.NET 6」が「Ubuntu 22.04（Jammy Jellyfish）」に含まれるようになったと発表した。以下のコマンドで簡単にインストールできる。 

sudo apt update
sudo apt install dotnet6

　「dotnet6」は「.NET 6 SDK」（dotnet-sdk-6.0）の短縮名で、SDKが丸ごとインストールされる。これ以外にもいくつかのパッケージが用意されており、必要なランタイムだけをインストールすることも可能だ。

  • dotnet6： .NET 6 SDK（ショートネーム）
  • dotnet-sdk-6.0：上記と同じ（ロングネーム）
  • aspnet-runtime-6.0：ASP.NET Core
  • dotnet-runtime-6.0：.NET Runtime

　同社はこの数カ月間、Canonicalと協力して「Ubuntu」で「.NET」が簡単に扱えるようにする取り組みを進めていたとのこと。パッケージ管理システム「APT」で「.NET 6」をインストールできるようになったことは、「Ubuntu 22.04（Jammy Jellyfish）」を選ぶ大きな理由になるとしている。

　ただし、まだARM64ビルドはサポートされないので注意。また、「.NET 7」ビルドはまだ利用できず、一般リリース（GA）を待つ必要があるかもしれない。

　そのほかにも、チゼル化された「Ubuntu」コンテナー（Chiseled Ubuntu Containers）で「.NET」がサポートされた。チゼル化とは、特定の用途に特化して機能を削ぎ落すこと。「Docker」イメージの場合、rootユーザーやシェルまでも削除することでフットプリントがかなり小さくなる（「runtime-deps」の場合で112MB→12.9MB）ほか、セキュリティ攻撃を受ける可能性を減らす点でもメリットがあるという。