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「Git for Windows」v2.37.2が公開、対応OSはWindows 7以降に

ターミナルサーバー環境での起動速度もちょっとだけ改善

「Git for Windows」v2.37.2

 「Git for Windows」の最新版v2.37.2が、8月12日(日本時間)に公開された。Windows Vista/Server 2008のサポートが打ち切られたほか、以下のコンポーネントがアップデートされている。

  • 「Git」v2.37.2
  • 「tig」v2.5.6
  • 「Bash」v5.1 patchlevel 016
  • 「Perl」v5.36.0
  • 「subversion」v1.14.2ベースの「git svn」
  • 「GNU TLS」v3.7.7

 加えて、「Git」の実行ファイルが「Terminal Server-aware」とマークされるようになった。これはWindows 2000以降のPE(ポータブル実行可能ファイル)ヘッダーにあるフラグで、ターミナルサーバー環境で不要な処理を省くことで起動時間がわずかに改善されるという。

 「Git for Windows」は、分散型バージョン管理システム「Git」のクライアントをWindows向けに移植したもの。Windows環境で「Git」を扱うためのCUI/GUIツールがひとまとめになっている。

 本バージョンでの変更により新しい対応OSはWindows 7 Service Pack 1以降となったが、内部で使われている「MSYS2」(「Cygwin」をベースとしたPOSIX互換環境)は2023年初頭にWindows 7/8対応を終了する。「Git for Windows」の対応OSもこれに従いWindows 8.1以降へと改められる予定なので注意したい。

ソフトウェア情報

「Git for Windows」
【著作権者】
msysgit/git
【対応OS】
Windows 7以降(編集部にてWindows 11で動作確認)
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
2.37.2(22/08/12)