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オールインワンの万能ドキュメントアプリ「Notion」が日本で正式リリース

基本的な利用は無償。Web、デスクトップ、モバイルに対応

「Notion」のWindows版クライアント

 メモ、タスクリスト、Wikiといったさまざまなデータを一元管理できるコラボレーションツール「Notion」が11月9日(日本時間)、日本での本格展開を開始した。アプリやヘルプのローカライズはもちろん、コミュニティの立ち上げやコンサルティング会社との提携により、日本企業への導入拡大を目指す。

 「Notion」は、オールインワンの万能ドキュメントアプリ。Markdown記法で表現力豊かなドキュメントを手軽に作成し、それをチームメンバーと共有できる。テキストやテーブル、リスト、見出しといったデータの塊が「ブロック」として管理され、ドラッグ&ドロップで簡単に入れ替えられるのもユニーク。ページの配下にサブページを作成して階層化したり、ページにページを「ブロック」として埋め込み、リンクさせることもできる。

情報の塊は「ブロック」として管理。「ページ」に埋め込んで、ドラッグ&ドロップで並び替えられる

 また、既存のシンプルなテーブルをデータベースへ変換し、テーブルやボード、タイムライン、カレンダーといったさまざまなビューで表示・管理することも可能。とりあえずメモして、それをあとで階層化・構造化しながら整理できる仕組みとなっており、単なるドキュメントアプリを超えた柔軟性を持つのが特徴だ。これまでToDoアプリ、プロジェクト管理アプリ、「Microsoft Excel」といった個別のアプリで管理していたデータを「Notion」に集約できるのもメリットといえるだろう。

データベースをさまざまなビューで表示。テーブルで管理していたデータがカレンダーやガントチャートに

 「Notion」はオンラインアプリで、Webブラウザーさえあれば利用可能。デスクトップ(Windows/Mac)・モバイル(iOS/Android)向けのクライアントも用意されており、基本的な機能は無料だ。