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「Microsoft Edge」にセキュリティアップデート ~印刷問題はまだ改善されず

v109.0.1518.55への更新を

「Microsoft Edge」v109.0.1518.55

 米Microsoftは12月17日(現地時間)、「Microsoft Edge」で1件の脆弱性を修正したと発表した。この脆弱性には「CVE-2023-21795」が附番されている。

 「CVE-2023-21795」は特権昇格と呼ばれるタイプの脆弱性で、「Chromium」ではなく「Microsoft Edge」独自の問題のようだ。深刻度は「Important」と評価されている。

 どのバージョンで修正されたのかは明らかにされていないが、「Edge 109」のリリース以降、数度にわたるマイナーアップデートが繰り返されており、そのいずれかで修正されたものと思われる。

「Edge」のリリースノート

 執筆時の最新版は、15日付けでリリースされたv109.0.1518.55。念のため最新版へ更新しておくことをお勧めする。

 なお、「Edge」に関しては印刷できないトラブルが話題だが、まだ最新版でもまだ解決されていないようだ。[Ctrl]+[Shift]+[P]キーを利用したり、プリンターの名前を英数字のみにするなどの緩和策がユーザーから寄せられているので、トラブルに悩んでいるユーザーは試してみるとよいだろう。

「Edge」で印刷できないトラブル

 デスクトップ版「Microsoft Edge」はWindows/Mac/Linuxに対応しており、現在公式サイトから無償でダウンロード可能。すでに「Microsoft Edge」を利用中の場合は、自動で更新されるため何もする必要はない。手動で更新したい場合は、画面左上のメニュー([…]アイコン)から[ヘルプとフィードバック]-[Microsoft Edge について]画面(edge://settings/help)へアクセスするとよい。