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Google、「Bard」への登録受け付けを開始 ~生成AIとのコラボを初期実験

利用できるのは18歳以上、まずは米国と英国からスタート

Google、「Bard」への登録受け付けを開始

 米Googleは3月21日(現地時間)、「Bard」への待機リストを公開した。まずは米国と英国からスタートし、時間をかけてより多くの国や言語に拡大していくとのこと。

 「Bard」は、生成AIとのコラボレーションを実現するための初期実験として投入されるサービス。同社が数年来研究を進めていた大規模言語モデル(LLM)、とくに「対話アプリケーションのための言語モデル」(Language Model for Dialogue Applications、LaMDA)の軽量で最適化されたバージョンを搭載しており、ユーザーの与えた指示(プロンプト)に対し答えやインスピレーションを提供する。

 LLMは興味深い技術だが、欠点がないわけではない。たとえば、学習するデータには現実世界の偏見や固定観念が反映されており、それが出力に現れてしまうことがある。また、不正確な情報、誤解を招く情報、誤った情報を自信満々で提供することもある。

 そのため、同社はユーザーからフィードバックを募りながら、この言語モデルのアップデートを進めていく考え。「AI原則」を掲げて品質と安全性に重点を置くとともに、対話の回数に上限を設けるなどの対策を講じて、有益で話題性のある対話を実現するとしている。十分な品質に達すれば、いずれは検索サービスにも組み込むとのこと。

 なお、「Bard」を利用するには18歳以上である必要がある。また、アカウントは自分で管理する「Google アカウント」に限られ、保護者に管理されるアカウントや、「Google Workspace」で管理されているアカウントは対象外となる。