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改造プログラム(Mod)でシステムをカスタマイズできる「Windhawk」にセーフモードが追加

「エクスプローラー」が操作不能になってもModを停止させられる

「Windhawk」v1.3 beta

 システムカスタマイズツール「Windhawk」v1.3 betaが、3月31日に公開された。カスタマイズで問題が発生した場合に「Windhawk」を一時的に無効化する「セーフ モード」などが新たに導入されている。

 「Windhawk」は、ゲームのようにModを追加することで自由にシステムを拡張できるようにしたOSカスタマイズツール。必要なModだけをインストール・有効化できる点、Modのソースコードがローカルでコンパイルされるため、導入前に内容をチェックできる点などが優れている。現在公式サイト「windhawk.net」から無償でダウンロード可能。

改造プログラム(Mod)でシステムをカスタマイズできる「Windhawk」

 「Windhawk 1.3」ベータ版では、互換性のないModで「エクスプローラー」が操作不能となり、「Windhawk」を停止できないというフィードバックに応え、いくつかの改善が施された。

 1つ目は、通知アイコンの右クリックメニューで呼び出せる[Windhawk toolkit]ダイアログだ。このダイアログにはセーフモードへの移行をはじめとするいくつかのコマンドが用意されており、トラブルが発生したときに活用できる。「エクスプローラー」が応答不能になっても[Windows]+[Ctrl]+[W]キーでアクセスできるので、ぜひ覚えておきたい。

知アイコンの右クリックメニューで呼び出せる[Windhawk toolkit]ダイアログ

 2つ目は、セーフモードによるインストールだ。インストーラーを実行する際に起動オプション「/safemode」を使用すると、コードインジェクション(ここでは「エクスプローラー」などに機能を注入すること)を有効にする前に、互換性のないModの無効化・削除や互換性のないプログラムの除外が行えるようになる。

 最後は、レジストリによるセーフモードの指定だ。以下のパスに「SafeMode」というキーを作成し、値を「1」にすると、「Windhawk」のセーフモードを有効化できる。

HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Windhawk\Settings

ソフトウェア情報

「Windhawk」
【著作権者】
Ramen Software
【対応OS】
Windows(編集部にてWindows 11で動作確認)
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
1.3 beta(23/03/31)