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ゲームのようにModでシステムをカスタマイズする「Windhawk」がようやく正式版に

透明性・安定性に優れたフリーのシステムカスタマイズツール

「Windhawk」v1.4

 システムカスタマイズツール「Windhawk」v1.4が、11月5日に公開された。本バージョンよりベータ版を卒業し、正式版として提供されるようだ。

 「Windhawk」は、ゲームのようにMod(改造プログラム)を追加することでシステムを自由に拡張できるようにしたOSカスタマイズツール。Modのソースコードは公開されており、ユーザーが必要なModを選ぶと、「Windhawk」がそれをダウンロードしてローカルでコンパイルし、システムに適用する仕組みだ。初期状態に戻したい場合は、Modを無効化するか、削除すればよい。

好みのModをギャラリーから選択
導入前にModのソースコードをチェックできる
インストールの開始。Modの導入にはリスクがある点には注意
Modをダウンロードして、ローカルでコンパイル・適用

 システムをカスタマイズするツールは他にもあるが、その多くは内部がブラックボックスとなっている。そのため、万が一悪意ある操作を行っていても、それをユーザー側で知る術はない。その点、「Windhawk」はC++言語のModソースコードさえ読めれば、内容を事前にチェックできるため安心だ。

 また、「Windhawk」はシステムの安定性に関しても十分な配慮が行われている。昨年12月にリリースされたv1.0以降、重要なシステムプロセスにデフォルトでコードを注入しないようにする仕組みや、万が一「エクスプローラー」などが操作不能になったときに役立つセーフモードなどが導入された。今回リリースされたv1.4でも、多くの修正が行われているようだ。

いざというときのツールキットを完備。不具合が起こってもセーフモードにすれば復帰可能

 そのほかにも、正式版リリースにあたりインストーラーのサイズ削減や翻訳のアップデート(日本語にも対応)、より高度なオプションなどが導入されているとのこと。

ソフトウェア情報

「Windhawk」
【著作権者】
Ramen Software
【対応OS】
Windows(編集部にてWindows 11で動作確認)
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
1.4(23/11/05)