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「V8」のゼロデイ脆弱性、Microsoftが「Edge 109」にもセキュリティパッチを提供

最新版が利用できない古いOS向け

「Microsoft Edge」v114.0.1823.41が公開

 米Microsoftは6月13日(現地時間)、「Microsoft Edge 109」に対するセキュリティアップデートを公開した(v109.0.1518.115)。スクリプトエンジン「V8」で発見されたゼロデイ脆弱性「CVE-2023-3079」に対処したもの。この脆弱性はすでに悪用が報告されており、一刻も早い対応が必要だ。

 「Edge 109」は、以下のOSをサポートする最後のバージョン。「Edge 110」以降へアップデートできない古いOSに対しバックポート(新しい機能を古いバージョンへ移植すること)された格好だ。

  • Windows 7 Extended Security Update(ESU)
  • Windows 8
  • Windows 8.1
  • Windows Server 2008 R2
  • Windows Server 2012
  • Windows Server 2012 R2

 なお、「Edge」のWindows Server 2012/2012 R2対応を10月10日までとなっているので注意。できるだけ早く後継OSへ移行するのが望ましい。