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画像生成AIの機械学習から自分の絵を守る「Glaze」が二次元イラストにも対応

漫画、アニメ調イラストでも見た目への影響が緩和

「Glaze」v1.0

 米シカゴ大学のSAND LabのThe Glaze Teamは6月27日、画像を人の目にはわからないように加工してAIの機械学習で利用できないようにするツール「Glaze」v1.0を公開した。フラットカラーやグラデーションを使用した(アニメ塗りや漫画調などの)作品でより加工跡が目立たなくなるという。

 以前紹介したv0.0.3 Betaは、主に絵画に合わせて作られており、イラストなどでも加工可能だがノイズエフェクトが比較的わかりやすく出ていた。しかし、今回のアップデートで改善され、背景が単色で滑らかな場合でも加工の痕跡がわかりづらくなっているという。

 また、プロテクションバージョンを1.0か0.03で選択可能になり、加工時間も短縮。さらに、現在Image2Imageへの対策も研究中であり、本バージョンで限定テストされている。

 Windows/macOSに対応しており、Windows版の対応OSは64bit版のWindows 10/11。現在、公式Webサイトからダウンロードできる。

ソフトウェア情報

「Glaze」
【著作権者】
SAND Lab
【対応OS】
64bit版のWindows 10/11
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
1.0(23/06/27)