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Unity Technologies、「Unity」エンジンのプラン設定と価格の変更を発表
2024年1月より新たな「Unity Runtime Fee」を導入。「Unity Plus」は新規受付を停止
2023年9月14日 12:24
Unity Technologiesは9月12日、ゲームのインストール数を基準とする 「Unity Runtime Fee」を導入することを発表した。事実上の料金改定となる。
「Unity」は従来、無料の個人向けプラン「Unity Personal」と、有償のプラン「Unity Plus」、「Unity Pro」および、最上級プラン「Unity Enterprise」を設定し、月額または年額の定額料金で提供していた。
2024年1月1日からは、上記の定額料金に加え、ゲームのインストール回数に応じた手数料を請求される仕組みとなる。「Unity Personal」および「Unity Plus」では「過去12カ月の収益が20万米ドル(約2,950万円)を超えた場合」かつ「インストール回数が20万回を超えた場合」に適用される。
手数料については、「Unity Personal」および「Unity Plus」ではインストール回数にかかわらず1インストールごとに0.2米ドル(約29円)が請求され、ほかのプランではインストール回数に応じて単価が変わるという。
また、2023年11月には、プランの更新を予定しているとのこと。プランごとに追加料金なしで、「Unity DevOps」、「Unity Asset Manager」、「Team Administration」の無料枠が追加される。さらに、すべてのプランで、ゲームなどに「Unity ランタイム」で稼働するAIモデルを組み込める「Unity Sentis」が利用可能となる。
そのほか、料金プランをシンプルにするため、「Unity Plus」プランについて新規契約受付の停止が発表された。「Unity Plus」を契約中のユーザーは10月16日から12月31日までの期間、「Unity Plus」と同じ料金で「Unity Pro」へアップグレード可能。2024年3月27日までに更新がない場合、自動的に「Unity Personal」に切り替わる。