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WebPのゼロデイ脆弱性は「Teams」や「Skype」にも ~Microsoftが影響製品を公表【10月10日追記】

すでに修正版が公開中

公式ブログ「MSRC Blog」におけるアナウンス

 米Microsoftは10月2日(現地時間)、「CVE-2023-4863」および「CVE-2023-5217」の影響を受ける自社製品を明らかにした。

CVE-2023-4863

 「CVE-2023-4863」は「libwebp」ライブラリで発見されたヒープバッファーオーバーフローの問題で、「CVSS 3」の基本値は「8.8」(再評価中のため、変更の可能性あり)。すでに悪用が報告されている。

 Microsoftによると、以下の製品に影響があるとのこと。

  • Microsoft Edge:v116.0.1938.81で解決済み
  • Microsoft Teams for Desktop:v1.6.00.26474で解決済み
  • Microsoft Teams for Mac:v1.6.00.26463で解決済み
  • Skype for Desktop:v8.105.0.208で解決済み
  • Webp 画像拡張機能:v1.0.62681.0で解決済み

 「Webp 画像拡張機能」(WebP Image Extension)はWindowsアプリがWebP画像を表示するために用いられるコンポーネントで、「Microsoft Store」から更新可能。

CVE-2023-5217

 「CVE-2023-5217」は「libvpx」ライブラリで発見された問題で、VP8動画をエンコードする処理際にヒープバッファーオーバーフローが発生するおそれがある。「CVSS 3」の基本値は「8.8」(再評価中のため、変更の可能性あり)。すでに悪用が報告されている。

 Microsoftによると、この問題は「Edge」にのみ影響する。安定(Stable)版はv117.0.2045.47、拡張安定(Extended Stable)版はv116.0.1938.98になっていれば問題ない。

[2023年10月10日編集部追記] 同社は10月6日(現地時間)、「Microsoft Remote Desktop」(Remote Desktop client for Windows)v1.2.4583を公開し、同クライアントにおける「CVE-2023-5217」の脆弱性を修正したと発表した。