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「Microsoft Teams」のライブイベント機能が廃止へ、代わりに「Town Halls」を導入

商用顧客の場合、2024年9月30日まではサポート継続

「Microsoft Teams」の新機能「Town Halls」

 米Microsoftは9月28日(現地時間)、「Microsoft Teams」の新機能「Town Halls」を発表した。

 「Town Halls」は、従来の「ライブ イベント」(Microsoft Teams Live Events)に代わるバーチャルイベント機能。「Office」および「Microsoft 365」テナントで利用可能で、一般のミーティングでは難しい1対多数のイベントをホストするための機能が集約されている。

 1つのイベントあたりの最大収容人数は10,000人、開催時間はミーティングと同じく最大で30時間。テナント全体で同時に15のイベントを開催できる。「Teams Premium」ならば収容人数は最大20,000人、同時開催数は50となる。

 「Town Halls」には参加者とは隔離されたバーチャルな「グリーンルーム」(楽屋)が備わっており、プレゼンターと関係者だけでイベントの打ち合わせが可能。RTMP入出力、モデレーション付きのQ&A、イベントの終了後に出席者と共有できるオンデマンド録画などの機能も提供される。

参加者とは隔離されたバーチャルな「グリーンルーム」(楽屋)

 「Town Halls」機能は10月5日から一般提供され、商用顧客向けにグローバル展開される。政府機関向けの提供は少し遅れるが、今後数カ月のうちに発表される予定。

 これに伴い、既存の「ライブ イベント」機能は廃止される。アナウンスから12カ月間サポートが継続されるとのことで、商用顧客向けの場合、2024年9月30日まで利用できることになる。「Town Halls」にはまだ欠けている機能があるが、「ライブ イベント」の廃止までには同様の機能が実装されるという。