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「Microsoft Teams」の2020年12月更新を公開~ライブイベントのリアルタイム翻訳に日本語が追加

最大20,000人参加できるライブイベント機能の制限緩和も6月30日まで延長

ミーティングに参加する前のダイアログが改善

 米Microsoftは1月5日(現地時間)、「Microsoft Teams」の2020年12月アップデートを発表した。大規模なミーティングを一時的に小分けし、コミュニケーションの活性化を図る仮想ブレイクアウトルーム機能のほかにも、多くの改善が行われている。

 まず、予定された会議の終了時刻5分前に通知バナーを表示する機能が導入された。これは単なるお知らせで、なにもリアクションがなくても10秒後には消える。終了時刻に会議が強制終了されることもない。しかし、会議が必要以上に長引くのを防止したり、次のミーティングに遅れないようにするのには役立つ。

予定された会議の終了時刻5分前に通知バナーを表示

 次に、ミーティングに参加する前のダイアログが改善。オーディオやビデオ、デバイスの設定を簡単に確認できるようになった。わざわざ設定画面を開かなくても、デバイスを手軽に変更できて便利だ。

 そのほかにも、ライブイベントのリアルタイム翻訳における対応言語が拡充された。これには日本語も含まれる。

 なお、同社は新型コロナウイルス感染症(COVID-19)で大規模なオンラインイベントのニーズが高まっていることを受け、ライブイベント機能の制限を一時的に緩和しているが、これを6月30日まで延長している。制限の緩和中は、以下の機能が利用可能だ。

  • 最大20,000人までのイベント
  • テナント全体で50のイベントを同時に開催
  • 1回の放送につき16時間のイベント期間

 さらに、ライブイベント支援プログラムを利用することで最大10万人の参加者を対象としたイベントを企画することもできるとのこと。