ニュース
「Microsoft Teams」にAIベースのノイズ抑制機能 ～2020年11月アップデート
“絆（Together）モード”には新しいシーン。ミーティングウィンドウの全画面表示も復活
2020年12月3日 13:22
米Microsoftは12月2日（現地時間）、「Microsoft Teams」の2020年11月アップデートを発表した。人工知能（AI）技術を活用したリアルタイムのノイズ抑制機能などが新たに導入されている。
ノイズ抑制（noise suppression）は、ミーティングの邪魔になるバックグラウンドノイズ（騒音）を自動的に除去してくれる機能だ。「Microsoft Teams」のノイズ抑制は既定の“自動”のほかにも“高”、“低”、“オフ”の4段階で品質を切り替え可能。重要な会議では音声以外のノイズをカットする“高”み、相手と一緒に音楽を聴く場合などはエアコンやファンの騒音だけをカットする“低”に設定するとよい。
ただし、このオプションを利用するには“AVX2”命令をサポートするCPUが必要。また、無効化している場合よりも多くのリソースを消費する点には注意したい。
また、ミーティングの参加者で同じ仮想空間を共有する“絆（Together）モード”では、新しいシーン（背景）が追加。屋内の会議室に加え、屋外の円形劇場など、開放的なシーンを利用できるようになる。
そのほかにも、ミーティングウィンドウにフルスクリーンモードが復活。タイトルバーやタスクバーを排し、モニター全体にミーティングを表示できるようになる。また、チームミーティング中に「Microsoft Forms」を利用した簡易投票で参加者の意見を募ったり、聴衆からアンケートを取ったりできるようになった。モバイルではインスタントミーティングがサポートされたほか、iOSアプリでミーティングのレイアウトがアップデートされている。
