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「Microsoft 365」未加入でも無償利用可能 ~「Microsoft Forms」の個人向け提供が開始
質問・投票のためのオンラインフォームを作成し、結果を集計できるサービス
2020年10月26日 14:48
米Microsoftは10月22日(現地時間)、「Microsoft Forms」の個人向け提供を開始した。「Microsoft Forms」はアンケート、小テスト、投票のためのオンラインフォームを簡単に作成できるシンプルなアプリ。これまではビジネス向けの「Microsoft 365」ユーザーに限定して提供されてきたが、今後は“Microsoft アカウント”さえあればだれでも利用できる。
チームを組んで活動していると、メンバーの意思を確認・集計したくなるケースはままある。たとえばなんらかの懇親会を開きたいとき、参加・不参加、都合のよい日、希望する料理、飲酒・喫煙の可否などをメンバーに聞きたいが、その返事をメールなどで集めるのは骨が折れる。そんな時便利なのが、「Microsoft Forms」だ。
「Microsoft Forms」を利用すると、選択肢やフリーテキストの入力欄をもつオンラインフォームをビジュアルに作成することが可能。回答はオンラインで行えるので、メールやメッセンジャーでアンケートを共有すれば、メンバーはデスクトップでもモバイルでも手のすいたときに回答できるだろう。集計した結果は「Forms」で閲覧してもよいし、「Excel」などへエクスポートして管理してもよい。
オンラインフォームの作成サービスと言えばデザインが武骨なイメージもあるが、「Forms」ならばさまざまなテーマからシチュエーションにあったデザインを選択可能。製品やサービスに対する満足度を調査するテンプレートも用意されているので、ビジネス用途でも役立つ。また、先生が生徒に課す小テストを作成するのにも向いているので、教育現場でも活躍するだろう。
なお、“Microsoft アカウント”さえあれば「Microsoft 365」に加入していなくても無償で利用可能。ただし、作成できるフォームの数は200個まで、管理可能な回答数は最大1,000件までとなる。この上限を緩和したい場合は、「Microsoft 365 Personal」や「Microsoft 365 Family」(国内未提供)のサブスクリプションを購読する必要がある。また、サブスクリプション購読ユーザーには追加のテンプレートなどが提供されるとのこと。