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Google検索に画像の真偽を判断するための新機能 ~ただし英語ユーザーのみ

ネットで共有されている画像の信頼性や背景を手軽にチェックできる「About this image」

Google検索の新機能「About this image」がリリース

 米Googleは10月25日(現地時間)、Google検索の新機能「About this image」をリリースした。全世界の英語ユーザーへ展開が開始される。

 写真はテキストよりも強い印象を与えることができるが、一方で出所が不確かであったり、切り取りや改竄により誤った印象操作が行われたり、異なる文脈で不適切に用いられていることも少なくない。また、最近は生成AIがフェイク画像に悪用されるのではないかという懸念も強まっている。

 「About this image」は、そうした問題を緩和するために追加された新機能。オンラインで公開されている画像の信頼性や背景を簡単にチェックできる。具体的には以下のことが確認可能だ。

  • 画像の履歴:その画像や類似画像がGoogle検索などで最初に表示されたのはいつなのかをチェック。あたかも今起こったことのようにシェアされているが、実は古いものであることがわかる
  • 他のサイトが画像をどのように使用し、説明しているか:ニュースサイトやファクトチェックサイトのような他の情報源がその画像についてどのように述べているかをチェック
  • 画像のメタデータ:クリエイターやパブリッシャーが画像に追加したメタデータ(利用可能な場合)を見ることができる。これにはAIによって生成または編集されたことを示すフィールドも含まれる

 なお、「Google AI」が生成した画像にはすべて、AIが生成した画像であることを示すメタデータが含まれるとのこと。

 また、この夏にリリースした「Fact Check Explorer」にも改善を加えるとのこと。承認されたジャーナリストやファクトチェッカーが「Fact Check Explorer」と自社ソリューションを連携させられるようにする「FactCheck Claim Search API」などがアナウンスされている。