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無料のメールソフト「Thunderbird 115.6.0」が公開、11件の脆弱性に対処

不具合修正や機能改善も

「Thunderbird」v115.6.0

 オープンソースのメールソフト「Thunderbird」v115.6.0が、12月19日(米国時間)に公開された。以下の不具合修正や機能改善を盛り込んだマイナーアップデートとなっている。

  • 展開されたスレッドでサブメッセージを選択してスレッドを折りたたんだ後、上下キーを押して選択範囲を移動すると、メッセージの選択がおかしくなる
  • SMTP 4xxエラーの後、新しい接続で再接続を試みるように
  • HTML FileLinkの添付ファイルが間違ったエンコーディングを使用していた

 セキュリティ関連の修正は、11件。深刻度評価の内訳は、4段階中上から2番目の「High」が4件、3番目の「Moderate」が6件、最低の「Low」が1件となっている。「Thunderbird」はスクリプトが既定で無効化されているため、「Firefox」ほどの深刻さはないが、できるだけ早めの対処を心掛けたい。

 「Thunderbird」はWindows/Mac/Linuxに対応する寄付歓迎のフリーソフトで、現在、公式サイト「thunderbird.net」や「Microsoft Store」からダウンロード可能。Windows版はWindows 7以降をサポートしており、窓の杜ライブラリからもダウンロードできる。