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「Microsoft Teams」2023年12月の更新点まとめ ~チャネルのアナウンス背景をAIで生成

検索結果を右サイドバーで表示するようになるなど細かい更新点も多数

 米Microsoftは、ビジネスコミュニケーションアプリ「Microsoft Teams」(デスクトップ・Web版)の2023年12月のアップデート内容を発表した。

VDI版「Teams」

 2023年10月より一般ユーザー向けに提供している、新しい「Microsoft Teams」アプリ(Windows/Mac)が、仮想デスクトップインフラ(VDI)顧客向けにも提供開始された。

 従来の「Teams」に比べてメモリとディスクの使用量が最大で50%削減されており、アプリのロード、ミーティングへの参加、チャットやチャネルの切り替えなども平均で2倍速くなっている。

 また、デスクトップとVDIの両方に1つのインストーラーを使用でき、VDIで自動的に更新するオプションも利用可能だ。

チャネルのアナウンスで生成AIなどによる背景を作成

チャネルのアナウンス背景をAIで生成

 チャネルでアナウンスを行う際、背景画像を作成できるようになった。利用したい画像をキーワード検索するほか、生成AIを利用することもできる。なお、生成AIはTeams PremiumまたはMicrosoft 365 Copilotのライセンスでのみ利用可能。

チャネル内の「Loop」コンポーネント

チャネルで「Loop」コンポーネントが使えるように

 チャネルでも、他ユーザーと共同作成および作業が可能になる「Loop」コンポーネントを利用できるようになった。投稿作成時にテーブル、リスト、進捗トラッカーなどを選択可能だ。

チャットおよびチャネルでの検索を改善

チャット内の検索、画面右側に結果が表示される

 特定のチャットまたはチャネル内を検索すると、作業画面の右側に検索結果が表示されるようになった。検索結果をクリックすると該当するチャネルやチャットの内容へジャンプするので、画面を切り替えることなく内容を確認できる。

チャネル内の検索

不在着信アクティビティのチャットボタン

 [アクティビティ フィード]に新しいチャットボタンが追加され、不在着信になった連絡先へワンクリックでチャットを開始できるようになった。

Teams の OneDrive アプリ エクスペリエンスに更新されたファイル アプリ

デスクトップの右側のメニュー内にあった「ファイル」が「OneDrive」に

 Teams デスクトップ画面左側のメニューにあった「ファイル」アプリが「OneDrive」アプリへ更新された。これにより、「OneDrive」上に保存されたデータをシームレスに取り出すなどが可能に。

ドメイン固有の検索フィルター

ドメイン固有の検索フィルターをかけて検索できるように

 検索をする際、ドメイン上のファイル・グループチャット・チームとチャネル」といった検索フィルターをかけることができ、検索結果を絞り込むことができるようになった。また、ファイルの関係者名でも検索できる。

作成者などファイルの関係者の名前も検索可能

チャットおよびチャネルのCopilot会話履歴

 生成AIチャット「Copilot」ボットの過去の会話履歴を表示できるようになった。