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「Microsoft Loop」コンポーネントが「Teams」と「Outlook」で利用可能に
複数のメンバーでリアルタイム編集できる「生きた」データを添付できる
2022年6月24日 06:45
米Microsoftは6月22日(現地時間)、「Microsoft Loop」コンポーネントが「Teams」と「Outlook」で利用できるようになったと発表した。「Loop」コンポーネントは昨年11月の「Microsoft Ignite」で発表された新しいデータ共有の仕組みだ。
「Loop」コンポーネントのタイプには、以下のものがある。
- タスクリスト
- 箇条書きリスト
- チェックリスト
- 番号付きリスト
- 段落リスト
- テーブル
通常、こうしたデータをチャットやメールに貼り付けると、その内容は変更できなくなる。いわば「死んで」しまう。
しかし、「Loop」コンポーネントのデータは、受け取ったメンバーが貼り付けたデータを編集でき、その内容は他のメンバーにも反映される。
たとえばメールでタスクリストを送り、それぞれのメンバーが編集しながら担当の割り振りや進捗の報告を行ったり、チャットで未完成のテーブルデータを共有し、メンバーに空いたところを埋めてもらって完成させるといった使い方ができる。つまり、リアルタイムでコラボレーションできる「生きた」データなわけだ。
「Loop」コンポーネントは「OneDrive」に自動保存されるため、添付されたメールや「Teams」チャットだけでなく、「Office.com」でも見つけられる。「Loop」コンポーネントに適切な名前を付けておけば、あとで検索するのも容易になるだろう。また、チャットであれば共有した「Loop」コンポーネントが会話に埋もれてしまうおそれがあるが、当該メッセージをピン留め(固定表示)しておけば流れてしまうことはない。
さらに、「Loop」コンポーネントはそれぞれにアクセス権限を設定可能。閲覧・編集できるメンバーを細かく制御できる。「Loop」コンポーネントで「@メンション」して、メンバーに参加を促すことも可能だ。
これらのコンポーネントは現在、「Teams」チャットで利用可能。「Outlook」はプレビュープログラム「Office Insider」でテストされており、近日リリースされる見込み。