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Googleが開発したプログラミング言語「Go」に5件の脆弱性

修正版の「Go 1.22.1」「Go 1.21.8」が公開

「Go 1.22.1」「Go 1.21.8」がリリース

 「Go 1.22.1」「Go 1.21.8」が、3月6日(日本時間)に公開された。以下の5件の脆弱性を修正したセキュリティアップデートとなっている。

  • CVE-2024-24783:「Certificate.Verify」がパニックを起こす(crypto/x509)
  • CVE-2023-45290:マルチパートフォームのサイズ制限が適用されないことがあり、悪意ある入力でメモリ枯渇を起こす(net/http)
  • CVE-2023-45289:細工を施したHTTPリダイレクトでセンシティブなヘッダーが予期せず転送される(net/http)
  • CVE-2024-24785:「MarshalJSON」メソッドから返されるエラーにユーザーが制御するデータが含まれていると自動エスケープ処理が破壊され、テンプレートに予期しないコンテンツを注入できてしまう(html/template)
  • CVE-2024-24784:「ParseAddressList」関数が表示名内のコメントを正しく処理しない(net/mail)

 「Go」言語のバイナリは現在、公式サイト「golang.org」から無償でダウンロード可能。Windows/Mac/Linuxなどに対応しており、Windows版は64bit版のWindows 10以降で利用できる。