「Microsoft 365」モバイルアプリにCopilotが導入へ ～Microsoftが更新内容を発表

「Microsoft 365」モバイルアプリにAIアシスタントが導入へ

DALL・E 3による画像生成も可能

　米Microsoftは、モバイル向けアプリ「Microsoft 365」で4月までに予定しているアップデート内容を発表した。「Microsoft 365」のサブスクリプションユーザーだけでなく、無料のMicrosoft アカウントの利用者を対象としたものも含まれており、既に実装済みの機能もある。

　まず新機能として、Copilotを中心とした無料のAIアシスタントが導入される。GPT-4およびDALL・E 3による検索やチャット、画像生成が可能になり、Copilotの出力を「Word」へ出力することも可能。

　［作成］タブには、「Microsoft Designer」のプレビュー版が追加。「Word」、「Excel」、「PowerPoint」用のテンプレートから「Microsoft Designer」を使ってデザインをすばやく作成できる。また、数回のタップでPDFをスキャン、署名、編集した上で、「Word」に変換可能。プレビュー版は無料で利用できるが、プレビュー終了後も継続して利用する場合は「Microsoft 365」のサブスクリプションが必要となる。

［作成］タブの「Microsoft Designer」

「Word」、「Excel」、「PowerPoint」用のテンプレートから「Microsoft Designer」を使ってデザインをすばやく作成可能

　［キャプチャ］タブからは、モバイル端末のカメラで文書やIDカードを撮影し、画像を適切に整えた状態で保存する機能が用意される。さらに画像からテキストを読み取って翻訳したり、録画したビデオや音声をテキストに変換して「Word」に保存したりできる。

モバイル端末のカメラで文書やIDカードを撮影し、画像を適切に整えた状態で保存

　アプリ内から「OneDrive」へのアクセスも可能。PCで利用したものも含め、最近開いたファイルのリストも確認できる。さらにモバイル端末のローカルファイルへのアクセスもでき、ファイルの検索も可能だ。

「OneDrive」へアクセスできる［OneDrive］タブ