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「PowerToys 0.82」が公開 ~「PowerRename」でUUIDを使ったリネームがサポート

Microsoft公式のパワーユーザー向けシステムユーティリティ群

「PowerToys」v0.82.0が利用可能に

 米Microsoftは7月3日(日本時間)、「Microsoft PowerToys」の最新版v0.82.0を公開した。「PowerToys 0.82」リリースサイクルにおける変更は軽微で、目立った新要素は「PowerRename」ツールで汎用一意識別子(UUID)を用いたリネームができるようになったぐらいだ。

「PowerRename」ツールでUUIDが利用可能に

 「PowerRename」はファイル名の変更ツールで、ファイルやフォルダーの右クリックメニューから簡単に呼び出すことが可能。正規表現などを用いて複数のファイルをまとめて意のままにリネームできる。「UUID」が使えるようになったのは、他と衝突しないランダムなファイル名がほしくなったときに役立つだろう。

 そのほかにも、デスクトップ要素のサイズを手軽に測れる「スクリーン ルーラー」ツールの既定ショートカットが[Windows]+[Ctrl]+[Shift]+[M]キーへと変更された。これは最小化されたウィンドウを復元する[Windows]+[Shift]+[M]キーとの競合を避けるためだ。

 「PowerToys」は、パワーユーザー向けに提供されているMicrosoft公式のシステムユーティリティ群。Windows 95/XP時代、盛んに行われていた取り組みをWindows 10/11で、しかもオープンソースで復活させたものだ。ウィンドウを決まった位置にすばやく配置できる「FancyZones」、ファイル名を一括変更できるシェル拡張「PowerRename」など、『OSにも標準で備わっていればいいのに』と感じられる便利な機能が多く収録されている。

『OSにも標準で備わっていればいいのに』と感じられる便利な機能が多く収録されている「PowerToys」

 対応OSは「Windows 10 バージョン 2004」以降で、現在「GitHub」のプロジェクトページから無償でダウンロード可能。「Microsoft Store」からも入手できる。すでに利用中の場合は、アプリ内蔵のアップデーターで更新可能だ。

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ソフトウェア情報

「PowerToys」
【著作権者】
Microsoft Corporation
【対応OS】
Windows 10/11
【ソフト種別】
フリーソフト
【バージョン】
0.82.0(24/07/03)