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「LibreOffice」にマクロの署名検証をバイパスできてしまう脆弱性

「LibreOffice 24.2.5 Community」への更新を

The Document Foundationのアナウンス

 The Document Foundationは8月5日(中央ヨーロッパ時間)、「LibreOffice」で1件の脆弱性(CVE-2024-6472)を修正していたことを明らかにした。

 「CVE-2024-6472」は、署名付きマクロの検証に失敗したにもかかわらず、ユーザーが失敗を無視してマクロを有効にできてしまうというもの。深刻度は「CVSS 3.1」の基本値で「7.8」(High)と評価されている。

 この問題は、最新の「LibreOffice 24.2.5 Community」で修正されているとのこと。高セキュリティモード(既定)では証明書チェックに失敗したマクロが自動で無効になる。

 「LibreOffice」は、オープンソースのオフィス統合環境。Windows/mac/Linuxなどに対応する寄付歓迎のフリーソフトで、本ソフトの公式サイトや窓の杜ライブラリからダウンロードできる。