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The Document Foundation、「LibreOffice 24.2.5 Community」をリリース
クロスプラットフォームで動作するオープンソースのオフィス統合環境
2024年7月12日 15:45
The Document Foundationは7月11日(中央ヨーロッパ時間)、「LibreOffice 24.2.5 Community」を公開した。70件以上の不具合とリグレッション(機能後退)の修正したメンテナンスアップデートとなっている。
「LibreOffice」は、クロスプラットフォームで動作するオープンソースのオフィス統合環境。オープンなドキュメント仕様「Open Document Format」(ODT、ODS、ODP)をサポートするが、「Microsoft Office」とも高い互換性を持つ。「LibreOffice」にはテクノロジー愛好家やパワーユーザーを対象とした最新(Fresh)版と、既存機能の改善に注力した安定(Still)版の2つがあり、今回リリースされた「LibreOffice 24.2.5」は前者に当たる。
ただし、「LibreOffice 24.2」シリーズはすでに複数のマイナーアップデートを重ねており、十分な安定性がある。安定(Still)の「LibreOffice 7.6」シリーズは6月12日にサポート終了(End of Life)を迎えているため、本バージョンへの切り替えをお勧めする。「LibreOffice 24.2」で導入された新機能も利用可能だ。
ちなみに、次のメジャーバージョンアップ「LibreOffice 24.8」は間もなく公開される予定。リリース後は「LibreOffice 24.8」が最新(Fresh)版に、「LibreOffice 24.2」が安定(Still)となる。