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無償オフィスツール「LibreOffice 24.8.2」がリリース ~特定操作の動作速度が約100倍に

85以上のバグを修正

「LibreOffice 24.8.2」がリリース

 The Document Foundation(TDF)は9月27日(中央ヨーロッパ時間、以下同)、「LibreOffice 24.8.2」をリリースした。

 「LibreOffice」は、クロスプラットフォームで動作するオープンソースのオフィス統合環境。オープンなドキュメント仕様「Open Document Format」(ODT、ODS、ODP)をサポートするうえ、「Microsoft Office」とも高い互換性を持つ。

 「LibreOffice」には、テクノロジー愛好家やパワーユーザーを対象とした最新(Fresh)版と、既存機能の改善に注力した安定(Still)版の2つがある。今回リリースされた「LibreOffice 24.8.2」は前者で、「Calc」にXLOOKUPやLET、SORTといった新関数が追加されるなど、さまざまな新機能と改善が盛り込まれている。

 「LibreOffice 24.8.2」ではワープロアプリ「Writer」で、「Keep with next paragraph」(次の段落で保持)パラメーターが有効な場合、水平方向に結合された2ページにまたがるセルを含む表を処理するときのパフォーマンスが約100倍に向上したという。また、85のバグおよびリグレッション(機能後退)に対する修正を行なっている。

 「LibreOffice 24.8.2」は、Windows 7 SP1およびMacOS 10.15以降に対応しており、現在TDFの公式サイトからダウンロードできる。Windows版は窓の杜からもダウンロード可能だ。