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Windows版「Word」にアクセシビリティの複数の問題をまとめて修正する機能が追加

画像の代替テキストもまとめて自動生成可能に

Windows版「Word」にQuick Fix機能が追加

 米Microsoftは8月15日(現地時間)、Windows版「Word」において、ドキュメント内のアクセシビリティの問題をチェックして修正を提案するアクセシビリティ アシスタントに、「Quick Fix」機能を追加した。アクセシビリティ アシスタントがチェックした複数の問題を、1回のクリックでまとめて修正できる。

 利用するには、まずリボンの[校閲]-[アクセシビリティ チェック]を選択し、アクセシビリティ アシスタントを起動する。すると画面右の[アクセシビリティ]パネルにアクセシビリティ アシスタントがチェックした複数の問題がグループに分類されて表示される。

[校閲]-[アクセシビリティ チェック]を選択
複数の問題が画面右の[アクセシビリティ]パネル上で分類される

 パネル上部からQuick Fixを実行すると、アクセシビリティ アシスタントがコントラストの高い色を提案する。チェックボックスで全選択して適用すれば、ドキュメント内で発見された問題を一度にまとめて修正可能だ。

チェックボックスで全選択して適用すれば問題を一括修正できる

 また、そのほか、画像が表示されない場合や音声読み上げ機能を使用する際に、画像の代わりとなる代替テキストも、Quick Fix機能でまとめて自動生成できる。自動生成された代替テキストを確認し、問題がなければ各画像のチェックボックスをONにし、適用するだけでまとめて付加可能だ。

画像の代替テキストもQuick Fix機能でまとめて自動生成

 同機能は現在、Windowsのベータバージョン16.0.17726.10000以降の「Microsoft 365 Insider」で利用可能。