Apple、「macOS Sequoia 15.0」をリリース ～iPhoneミラーリングなど新機能満載

「macOS Sequoia」

　米Appleは9月16日（現地時間）、「macOS Sequoia 15.0」を一般公開した。「macOS Sonoma 14.0」に続くメジャーバージョンアップとなる。

　「macOS Sequoia」は、MacからiPhoneを遠隔操作できるようにする「iPhoneミラーリング」を新たに搭載。iPhoneをロックしたまま、MacからiPhoneの通知を確認して返答したり、お気に入りのiOSアプリを楽しんだりできる。

MacからiPhoneを遠隔操作できるようにする「iPhoneミラーリング」

　デスクトップではウインドウのタイル表示がサポートされ、画面の端にウインドウをドラッグするだけで「macOS Sequoia」がレイアウトを提案してくれるようになる。キーボードとメニューのショートカットも用意されており、理想のワークスペースを瞬時に実現できる。

画面の端にウインドウをドラッグすると「macOS Sequoia」がレイアウトを提案

　標準アプリでは、新しい「パスワード」アプリが目玉。パスワード、パスキー、Wi-Fiパスワード、その他の認証情報を一元管理することが可能で、「Safari」ともスムーズに連係する。「iCloud for Windows」アプリを使えばAppleデバイスだけでなく、Windowsとの動機もシームレスに行える。

新しい「パスワード」アプリ

　また、Webブラウザー「Safari」では「ハイライト」と呼ばれるAI機能が新たにサポートされた。Webページに掲載されている情報をポップアップでコンパクトにまとめてくれる。ブラウジングの妨げとなる項目を非表示にする「気をそらすものコントロール」も搭載される。

　そのほかにも、ビデオ会議向けの機能強化などが行われた。注目のパーソナルAI「Apple Intelligence」は間もなく提供が開始されるとのこと。

　「macOS Sequoia」は、以下のデバイスで利用可能。MacBook Air（2018～2019）、Mac Pro（2019）などがサポート対象外となっているので注意。

• iMac：2019年モデルおよびそれ以降
• iMac Pro：2017年モデルおよびそれ以降
• Mac Studio：2022年モデル
• MacBook Air：2020年モデルおよびそれ以降
• Mac mini：：2018年モデルおよびそれ以降
• MacBook Pro：2018年モデルおよびそれ以降
• Mac Pro：2019年モデルおよびそれ以降

　また、「Apple Intelligence」はM1以降を搭載したデバイスが必要となる。

「macOS Sequoia」の対応デバイス