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Microsoft、「Visual Studio」の「GitHub Copilot」新機能トップ5を発表【Ignite 2024】
「Function Calling」や、画像付きの指示によるコードを更新など
2024年11月27日 06:45
米Microsoftが11月19日(現地時間)から3日間、テクニカルカンファレンス「Ignite 2024」を開催した。同社は、そのなかで発表された「Visual Studio」における「GitHub Copilot」関連の大きな新機能5つについて、11月22日に改めて取り上げている。
Copilot Editsでコード編集がスムーズに
「Copilot Edits」とは、複数ファイルを一括でコード編集できる機能で、2024年10月にプレビューとして「Visual Studio Code」に搭載されている。この機能により、プロジェクト全体にわたる大幅な更新を簡単に行うことが可能だ。
最大の特徴として、Copilotがコードを分析し、複数ファイルの依存関係まで考慮して必要な編集を識別し、コード変更履歴のコンテキストを踏まえながらイテレーション(開発サイクルを繰り返す)を行う。
また、「Visual Studio」のインラインコードプレビューを使用することで、統合開発環境において、直接提案の確認、変更、受け入れができるため、複雑な更新も容易になる。
Visionで画像で指示が可能に
「Vision」は、画像やスクリーンショットを処理できる機能。
例えば、WebページのUIを更新する際、現在の状態と更新したい状態のスクリーンショットを貼り付けて指示をすることで、Copilotが2つの画像の違いを分析し、コード編集をしてくれる。
Icebreakersで開発開始のハードルを低く
「Icebreakers」は、コード作成の開始をサポートする機能。「コードをリファクタリングする」「新しい機能を追加する」などのスタータープロンプトを備え、何かを開発を始める最初のステップを補助し、複雑な複数のワークフローを把握する手助けをしてくれる。
IcebreakersはCopilot Edits とシームレスに統合されており、複雑なタスクでも実行可能な計画を立てることができる。例えば、作業に慣れていないコードベースを操作する際に、Icebreakersを使うことで、認知負荷を軽減してくれる効果があるとしている。
Function Callingで適切なコンテキストとツールに簡単にアクセス
Function Callingは、Copilotのコンテキスト認識機能により、ユーザーの自然言語プロンプトをもとに、関連するコンテキストとツールを自動的に判断して、正確なアドバイスを提供。これにより、ファイルやプロジェクト構造に動的にアクセスすることで、プロセスを効率化し、手動でパスを指定する必要がなくなる。