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「Firefox 134」がリリース ~Windows版がHEVCハードウェアアクセラレーション再生に対応

セキュリティ関連の修正は11件

「Firefox」v134.0

 Mozillaは1月7日(米国時間)、デスクトップ向け「Firefox」の最新版v134.0をリリースチャネルで公開した。今年に入って初めてのアップデートとなる。

 「Firefox 134」では、以下の改善が行われた。

  • Linux環境でタッチパッドのホールドジェスチャーをサポート。タッチパッドに2本の指を置けば、モーメンタムスクロールを中断できる
  • Windows環境でHEVCビデオコンテンツのハードウェアアクセラレーション再生のサポートが可能に
  • 緑化運動の支援を行う検索エンジン「Ecosia」の利用可能言語が拡充(日本未対応)

 そのほかにも、米国とカナダで新規タブのレイアウトが刷新。[ネットワーク]パネルに「103 Early Hints」関連の情報を表示するようになるなど、「ウェブ開発ツール」の拡充も行われている。

コーデックサポート情報(Firefox 133)
コーデックサポート情報(Firefox 134)
「103 Early Hints」関連の情報を表示する「ウェブ開発ツール」

 セキュリティ関連の修正は、11件。深刻度の内訳はMozillaの基準で4段階中上から2番目の「High」が3件、3番目の「Moderate」が8件となっている。アドレスバーのスプーフィング(なりすまし)や任意コードの実行などにつながる可能性があり、できるだけ早いアップデートが必要だ。

 デスクトップ版「Firefox」はWindows/Mac/Linuxなどに対応する寄付歓迎のフリーソフトで、現在MozillaのWebサイトからダウンロード可能。Windows版はWindows 10/11に対応しており、窓の杜ライブラリからもダウンロードできる。