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「メモ帳」に待望の履歴メニューが追加、生成AIを用いた要約機能も

Canary/Devチャネルでテスト開始

「メモ帳」に要約機能と履歴メニューが追加

 米Microsoftは3月13日(現地時間)、「メモ帳」のアップデート(v11.2502.18.0)を発表した。生成AIの助けを借りてドキュメントを要約する機能が導入されたほか、以前から要望の多かったという履歴メニューが追加される。まずはCanary/Devチャネルでテストされ、問題がなければ他の開発チャネルや製品版OSにも導入される予定だ。

ドキュメントの要約

 生成AIを用いたドキュメントの要約機能は、メニューバー右側の[Copilot]アイコンから利用可能。ドキュメントや選択テキストの右クリックメニュー、ショートカットキー[Ctrl]+[M]からも利用できる。結果が気に入らなければ、より長く考えるように指示することも可能だ。

メニューバー右側の[Copilot]アイコンから利用可能
ドキュメントや選択テキストの右クリックメニューからも利用できる
AIが生成した要約。結果が気に入らなければ、より長く考えるように指示することも

 なお、利用の際は個人の「Microsoft アカウント」によるサインインが必要。「Microsoft 365 Personal」、「Microsoft 365 Family」、「Copilot Pro」のいずれかに加入していれば、毎月無償で付与されるAIクレジットを消費して要約機能を利用できる(「Microsoft 365 Family」はメインのアカウントのみ)。

 もしAI機能を好まないのであれば、設定画面から無効化することもできる。

ファイルの履歴

 一方、ファイルの履歴機能は[ファイル]メニューから利用可能。執筆時現在の翻訳は[新規順]となっているが、本来は「最近利用したファイル」や「最近閉じたファイル」(Recent Files)とでも訳されるべきものだろう(設定画面での訳は「最近使ったファイル」だ)。今後の改善に期待したい。

ファイルの履歴機能は[ファイル]メニューから利用可能

 ファイルの履歴は、メニューコマンドで簡単にクリアすることが可能。不要であれば、この機能も設定画面から簡単に無効化できる。ファイルの履歴をアプリに残したくない場合は活用したい。

不要であれば無効化できる